企業文化の創造
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・企業の文化(個性・特徴)のカタチづくり(企業文化のデザイン化)に注目
市場には食品・衣料・家電製品などあらゆるモノが溢れ、「無いモノが無い」という状態です。しかも「お金が無いわけでなく、本当に欲しいものが見つからない」という声もよく聞くことがあります。
今日のようなモノ余りの背景には、社会が高度に成熟化し、一応生活に必要なものはほとんど所有しているということが言えそうです。高度に成熟社会に暮らす私達は、モノそのものの機能以上に、モノそのものの所有や使用がもたらす精神的満足(コト)や、そのモノを製造している(提供している)企業の考え・行動・社会的役割などへの共感という共振的満足(ココロ)を求めています。
ただ基本機能が優れているだけでなく、感性の高いデザインのインテリア・家電製品や、健康志向なモノ・自然環境に配慮したモノなどを求めようとする時代になったのです。
このような変化は、既に数十年前から指摘されています。例えば、「人間性の心理学」という心理学を打ち立てたアブラハム・マズローの人間の欲求の階層(マズローの欲求のピラミッド・欲求5段階説)では、基本的な欲求(生理的欲求)が充足されると、安全と安定の欲求→所属と愛の欲求→承認欲求→自己実現の欲求へと欲求の質が変わると説きます。
つまり社会が成熟し、消費者がモノの機能以上の満足を求めるようになった現代においては、デザインも含めそのモノを製造・提供する企業の考え・行動(企業理念・活動・実績→企業文化)こそが、企業の差別化を行う大きな要素になるということです。
既に製品(商・サービス)の機能面(実質面)での差別化が困難になりつつある中で、更に差別化を行うことのできる価値は、感性に訴えるデザインであったり、「モノ」を「コト」へと変えるストーリー(物語)やイメージ(象徴)であったり、さらには共感・共鳴・感動できる企業スピリット(企業精神)であったりするのではないでしょうか。最近特に、数多くの企業が(特に中小企業)が、デザインやブランドや企業文化作りに注目する背景がここにあると考えられます。
—・これからの企業は文化的価値を売る!
21世紀は「文化の時代」だと言われて久しく、企業も消費者も文化への志向を強めるようになってきました。かつてない自由と経済的豊かさを勝ち取った日本は、社会の高度な成熟化に到ります。
社会の成熟化は、従来であれば見過ごされがちな人間の精神的・文化的側面の高度な人間的欲求を目覚めさせ、生活の向上、人間と自然の調和、人と人との心の触れ合いや生きがいなど、精神的・文化的豊かさを強く求めるようになってきたのです。言葉をかえれば、社会・市場の性格が変わり、人々の価値観が大きく変化したということです。こうした変化は「文化」を重要な価値へと押し上げて行きます。
これからの企業は基本機能だけを売るのではなく、精神的・文化的豊かさを付加価値として売る時代となってきたのです。
また消費者は商品やサービスだけで判断するのではなく、その商品やサービスを提供する企業の顔(企業の理念・企業の個性・企業の気風・企業の文化・企業の伝統・企業の流儀など)を気にするようになってきました。
これからはいかにして、商品・サービスの持つ精神的・文化的豊かさの付加価値を伝え、それを提供する社会的存在としての企業の顔(社会性豊かな企業文化)を見せるかが重要なのです。
企業は消費者から見て、ただ経済原則(生産性・収益性・成長性)だけで企業活動する会社ではなく、社会に貢献する企業文化・若者と共振する企業文化・世界に開かれた企業文化を持つ会社に共感を持ち、魅力を感じ、支持します。文化への関心が高まる中、商品・サービスの精神的・文化的豊かさの付加価値を高め、あわせて会社も企業文化を経営資源として重視し、文化の視点から今一度企業のあり方を問い、新しく創造的で魅力的な企業文化(経済と人と文化の調和)を確立して行きましょう。
ただ、そうした商品・サービスや会社の文化的価値も、ユーザーである消費者に伝わり、理解されなければ意味がありません。伝え、理解されるメディアとしては、今はWebサイト(ホームページ)が最も有効です。
従来のメディアは費用もかかり、伝える内容に限度がありましたが、Webサイト(ホームページ)であれば少ない費用で、しかも伝えたい内容をしっかりと盛り込むことが可能であり、ユーザーの反応をリアルタイムに知ることが可能です。商品・サービスの価値、会社の価値を一人一人のユーザーに伝え理解してもらうメディアとして、Webサイト(ホームページ)をもっともっと活用しましょう。
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