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Webマーケティングの変遷、変化の流れを見据え未来を予測

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◇インターネットの普及とWebマーケティング

インターネットの普及は、従来の大企業的、マス的なマーケティングからコミュニティ的、パーソナル的なものへ変えてきた。

しかもインターネットの更なる技術的発展は、Web技術をも従来のWeb1.0(1990年代のWEBからWeb2.0(21世紀に入って進化したWeb)へと進化をもたらしていく。

こうした大きな変動の波は、Webビジネスのあらゆる所に影響を影響を及ぼしつつある。

当然、インターネットにおけるWebマーケティングも例外ではない。

従来のマーケティングに比べ最ももっと大きな変化は、マスからパーソナルへの移行である。

マスメディアを使い一度に多くの人を対象にしたマーケティングではなく、インターネットユーザーの一人一人をターゲットとしたマーケティングに変わってきたのである。

2004年にはラジオの広告費用をインターネット広告費用が抜いたという。実はその費用以上重要なことがある。Webマーケティングが従来のマーケティングを質的に大きく変えた所にあるのだ。

◇バナー広告からキーワード広告へ

日本でWebビジネス(ネットビジネス)がスタートしたのは、1995年ごろだ。以降、インターネットが社会に普及するにつれて、これからはインターネットでビジネスをする時代が来るといわれた。

当初のWebマーケティングといえばバナー広告である。人の集まるサイトに広告のスペースを確保し広告を掲載するという、従来の発想(マスマーケティング)に近いものである。しかしこうした手法は、インターネットの特徴である双方向性を活かしたものではなかった。

そうした大手のマスマーケティングの中、2000年以降(Googleが日本でも普及)、ユーザーがサイトへ訪れる経路としての検索エンジンが注目されるようになる(大多数が検索エンジン経由である)。ユーザーの訪れる経路の変化はWebマーケティングを変えていくのである。

いわゆるSEO(検索エンジン最適化)とPPC広告(キーワード広告)だ。2つはユーザーが目的のサイトを探す手段として、検索エンジンに特定のキーワードを入力する行為を利用したモノである。

SEO(検索エンジン最適化)は、最も選ばれやすいサイトに改善(最適化)を行い行為で、もう一つはユーザーの選択したキーワードに連動した広告を表示して誘導する広告である(オーバーチュア、アドワーズ、アドセンター)。2つを合わせてさらにマーケティング効果を高める手法がSEM(検索エンジン・マーケティング)だ。

つまりWebビジネスをするものとって、いかに検索エンジンに好かれるサイトを作るかが、最大かつ重大な命題となるのである。この頃からWebマーケティングも検索エンジンを中心に回り始めたのである。

ユーザーの入力するキーワードは、ユーザーの求めるニーズ(求めるもの)と捉えることが出来る。つまりユーザーの一人一人のニーズを把握して、そのニーズを持つ顧客に絞り込んでマーケティング活動ができるという事なのだ。

従来の不特定多数のユーザーに対して行っていたマスマーケティングにはない、個々のニーズを持つユーザーに個々に対応できる、インターネットの持つ双方向性を活かしたWebマーケティングがここに登場したのである。

これはパーソナルマーケティングと呼んだり、ワン・ツー・ワン・マーケティングと呼んだりもする。

◇新たなWebマーケティング、アフィリエイトとブログ

さらにIT/Web技術の進化は、Web1.0(1990年代のWEB)からWeb2.0(21世紀に入って進化したWeb)へと移行させた。Web2.0はインターネットユーザー同士の情報交換を活発にさせる場を提供するようになる。一人一人のユーザーの情報発信が重要な意味を持つようになったのである(情報発信力とユーザー同士が有機的に結びついたネットワーク力)。

彼ら一人一人の情報発信力やネットワーク力を活用して、企業のマーケティングに活かしたのがアフィリエイト・プログラム(情報発信の出来るユーザーを販売窓口に活用)である。一般のインターネットユーザーをビジネスに巻き込んでいく新たなマーケティング手法の登場である。

さらにWeb2.0(21世紀に入って進化したWeb)は、Webマーケティングに新しい潮流を生み出すのだ。その大きなツールとなるのがブログサービスである。日本では2003年末頃からブログサービスとして普及し始め、今日に到るまで急激に普及する。

ブログの持つ特徴とは何か。まず作成・更新の容易性による誰でもが情報発信出来るツールを世の中にもたらした事である。さらにその情報が個人から個人へ伝えるという文化を作り出した(企業も一人称でユーザーに語りかける、そうした親近感がユーザーとの人間関係作りとなる)。

そのことがインターネットユーザー同士の有機的なつながりを加速させることにつながっていくのである。つまり個々の発信するクチコミ的な情報内容に大きな価値が出てきたのだ。実はブログをビジネスに活用しようとする動きはここにある。

◇今後のWebマーケティングは従来のマーケティングを変える

このようにインターネットの普及とIT/Web技術の進化は、新たなWebマーケティングを生み出してきた。ただ単なるWebマーケティングの進化というだけでなく、もしかすると消費者の消費行動を大きく変えてしまう可能性を秘めているのである。

たとえば、従来であれば目にも留まらなかった商品が、インターネットを使えば簡単に見つけることが出来るのだ。今までマスマーケティングの中で取り上げられず埋もれていた商品でも販売することができ、ユーザーも本当に欲しいものを簡単に探し出すことが出来るということである。

ということは、企業としては大きな市場(需要)のある所で多くの競合他社と熾烈に戦う世界(レッドオーシャン)だけでなく、Webマーケティングを活用して小さな市場(需要の小さいニッチな市場、緩やかな競争の世界・ブルーオーシャン)・ニッチな商品・マニアックな商品でも、収益を上げる事業活動が出来るようになるということである。

従来のマーケティングではパレートの80:20の法則があった。全体の2割の商品が全体の8割の収益に貢献するというものだ。だから何でもかんでも取り扱うのではなく、収益に貢献する2割を大切にしょうようというものである。従来はこれが通用した。

しかし、インターネットがもたらす新しい市場は、このパレートの80:20の法則を崩してしまう。インターネットの市場は否定されてきた8割の商品にも市場がある(ニーズがある)ことを教える。これがロングテール(長い尻尾)理論だ。

たくさんのニッチな市場の、たくさんのニッチな商品のニーズに応え、それを積み上げていけば大きな収益になるということである。これからは大ヒット商品などは生まれないかもしれない。しかしユーザーの本当に求める欲求に的確に提供するパーソナルな市場が生まれてくるだろう。それに合わせ新たなWebマーケティングも登場してくるに違いない。

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